日本放射線影響学会 / THE JAPANESE RADIATION RESEARCH SOCIETY

【2/29開催】放射線安全フォーラム 第64回放射線防護研究会

  • 2020年01月24日

放射線安全フォーラム
第64回放射線防護研究会

「患者さんへの被ばく説明を考える -医療被ばくの正当化と最適化-」

開催趣旨
医療被ばくは、意図的に人体に対して放射線が照射されること、正当化及び最適化が担保される限りにおいて
線量限度が設定されないこと等の特殊性を踏まえ、患者の支援・介助等を行う家族等における線量拘束値等のNEW
設定を除き、明確な規制は導入されていませんでした。放射線診療を受ける者の医療被ばくは、人工的な放射線
被ばくの大半を占めており、UNSCEARの2008年報告書において、我が国の患者一人当たりの放射線診療の
検査件数及び被ばく線量が世界各国と比較して高いことが指摘されています。これらの状況を踏まえて、医療法
施行規則の一部を改正し、放射線診療を受ける者の医療被ばくの防護を目的として医療機関における診療放射線
に係る安全管理のための体制の措置を講じることが規定されました(令和2年4月1日施行)。
放射線診療に関連する業務に従事する者は、業務内容に応じて必要な放射線の安全管理に関する知識を習得
することが求められ、その項目の中に「放射線診療の正当化」、「医療被ばくの最適化」、「放射線診療を受ける者
への情報提供」等が含まれます。
本研究会において、放射線診療の正当化の考え方や、検査を受ける者への説明について医療現場の対応と、
説明を受ける患者の立場から講演いただき、診療用放射線の安全利用について議論いたします。


1.日時、場所
日  時 : 令和2(2020)年2月29日(土)13:30~17:00
場  所 : 株式会社千代田テクノル 本社ビル2階会議室
       東京都文京区湯島1-7-12 千代田お茶の水ビル
2.プログラム
司   会 : 藤淵 俊王 放射線安全フォーラム理事 (九州大学大学院 医学研究院)
講   演 : 隈丸 加奈子 「放射線科から見た、医療被ばくの正当化について」 
        順天堂大学医学部 放射線診断学講座 准教授
  成田 浩人  「医療被ばくの最適化および医療被ばく相談への現場の対応」
        東京慈恵会医科大学附属病院 放射線部 技師長
        半谷 輝己   「説明を受ける市民の立場から(医療現場にどのような情報を望むか)」
        一般社団法人生活環境メディエーション協会 副代表理事
   総合討論

※ 本研究会会場内での、写真撮影並びに録音等については一切禁止いたします。
  なお行った場合は、退場して頂きます。

3.参 加 費:(放射線安全フォーラム会員は無料)
一般:3,000円、 学生: 500円(受付時に学生証をご提示ください)

4.参加申込み:ホームページよりお申込み下さい。 https://www.rsf.or.jp
事前登録制です。
参加される方は必ず受付フォームより参加申込みをお願いいたします。上記サイトより申し込みされていない方、
参加申し込みのない方は、当日会場に入室できない可能性もございます。なお、定員に達した後、または、受付
期間終了後の参加お問い合わせは、事務局までお願いします。

5.申込期日:令和2(2020)年2月21日(金)17:00

6. 問 合 せ: mail@rsf.or.jp

 [懇親会]  プログラム終了後、17時30分から2時間程度を予定しております。
      併せてご参加いただければ幸いです。懇親会参加費は、別途3000円です。
以上