日本放射線影響学会 / THE JAPANESE RADIATION RESEARCH SOCIETY

「新版 放射線医科学―生体と放射線・電磁波・超音波―」発刊のお知らせ

  • 2016年10月20日

(一社)日本放射線影響学会会員の先生方

拝 啓 秋麗の候、皆様に於かれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 間もなく医療科学社から「新版 放射線医科学―生体と放射線・電磁波・超音波―」
が発刊されます。
 医学部でのコアカリキュラム教育がスタートした平成19年に「生体と放射線・電磁
波・超音波」の指導要領に準拠した「放射線医科学―生体と放射線・電磁波・超
音波―」という本書の初版本を本学会の企画としてある出版会社から出版いたしました
が、平成25年にその出版会社が倒産し、絶版となっております。この度、ここ
に医療科学社より新版として刊行することができました。尚、執筆には30名以上の本
学会会員にご協力いただきました。
 平成28年度から医学部では新カリキュラムとなり、また日本学術会議の答申を受け
て、国立大学医学部長会議のワーキンググループにおいて、コアカリキュラム
「生体と放射線・電磁波・超音波」が最低8コマ(16時間)の1単位科目としての必修化
の要望が決定されました。現在その教育内容について放射線の健康リスク科
学教育の必修化ワーキンググループにおいて協議が重ねられております。医学部での
放射線教育の充実化が図られることに鑑み、ここに改めて刊行することにいたしま
した。多くの医学部では平成28年度の入学生から新カリキュラムとなっております。
そして本学会会員の多くの方々が医学部での放射線教育に携わっておられます。
 医学部コアカリキュラム「生体と放射線・電磁波・超音波」の教科書として、また
放射線医科学に関連するカリキュラムの参考図書としてご推薦頂けますと幸甚でご
ざいます。
 何卒宜しくご高配の程お願い申し上げます。
敬 具

放射線医科学―生体と放射線・電磁波・超音波―
監修 大西武雄
副監修 松本英樹