日本放射線影響学会 / THE JAPANESE RADIATION RESEARCH SOCIETY

【6/17開催】NPO法人放射線安全フォーラム主催の第52回放射線防護研究会

  • 2017年05月24日

放射線安全フォーラム
第52回放射線防護研究会

「新しい環境放射線自動計測システムによる放射線防護について考える」

開催趣旨
 東京電力福島第一原子力発電所の事故により、福島県をはじめ東日本一帯に広がる
大規模な放射性物質による汚染が発生しましたが、従来の放射線モニタリング体制が
震災や事故の被災に迅速に機能しませんでした。このような状況の中で、いち早く、
より効率的な放射線マップ作成を実現するためのシステムとしてGPS連動型放射線自
動計測システムが開発されました。コンパクトな測定器を用いて汚染地域一帯に展開
し、データをクラウドでリアルタイムに共有する方式は、従来のシステムに比べ高い
柔軟性と簡便な運用が可能であり、福島県での測定活動に広く活用されています。
 講演では、京都大学が開発したKURAMA(Kyoto University Radiation Mapping
system)とSAFECAST. ORG.が開発したbGeigie Nano kitの測定システムの開発や展開
の現状を紹介します。今後の測定器開発の方向性やデータの共有、災害時におけるモ
ニタリングのあり方についても討論する予定です。

              記
1.日時、場所
  日 時:2017年6月17日(土)13:30~17:00
  場 所:株式会社千代田テクノル 本社ビル2階会議室
         東京都文京区湯島1-7-12 千代田お茶の水ビル
2.プログラム
   司 会:  野村 貴美 NPO放射線安全フォーラム監事
   講 演:
(1) GPS連動型放射線自動計測システムKURAMAの開発と展開 ~福島を見守る「目」~
       谷垣 実 京都大学 原子炉実験所 粒子線基礎物性研究部門
(2) bGeigie Nano kitの開発とオープンデータについて (講演は日本語)
   "Development of the bGeigie Nano kit and open radiation monitoring data"
       アズビー・ブラウン(Azby Brown), セイフキャスト(SAFECAST ORG.)
  
  コメント:高橋 浩之 NPO放射線安全フォーラム理事長(東京大学大学院工学系研究科)
  総合討論
    ※ 本研究会会場内での、写真撮影並びに録音等については一切禁止いたします。
      なお、行った場合は、退場して頂きます。

3.参 加 費:(放射線安全フォーラム会員は無料)
   一般:3,000円、 学生: 500円(受付時に学生証をご提示ください)

4.参加申込み:ホームページよりお申込み下さい。 http://www.rsf.or.jp
    事前登録制です。会場の大きさに限りがあるために、参加申込みされていない場合、会場に入室できな
い可能性もございます。参加される方は必ず受付フォームより参加申込みをお願いいたします。
    なお、受付期間終了後の参加お問い合わせは、事務局までお願いします。

5.申込期日:平成29年6月9日(金)17:00

6.問 合 せ: mail@rsf.or.jp TEL:03-3818-0456(杉野、柴田)FAX:03-5840-6038
  [懇親会]  プログラム終了後、17時30分から2時間程度を予定しております。
        併せてご参加いただければ幸いです。懇親会参加費は別途3,000円です。以上