日本放射線影響学会 / THE JAPANESE RADIATION RESEARCH SOCIETY

【10/21開催】放射線安全フォーラム主催 第53回放射線防護研究会

  • 2017年10月02日

   放射線安全フォーラム主催
     第53回放射線防護研究会

「プルトニウムに対する放射線防護について考える」

開催趣旨

 プルトニウムは、原子力発電においてウランの燃焼に伴い燃料中に生じる放射性物
質の1つです。
我が国では、それを再利用して原子力発電の燃料にするプルサーマル発電や高速増殖
炉などの核燃料サイクルの
研究がなされてきました。また、核兵器の原料にもなることから国際的に厳しく管理
されています。生体に対する影響では、
プルトニウムは主としてα線を放出するため、外部被ばくはあまり問題になりません
が、α線は人体組織への局所的な影響
が高いため、吸入した場合、肺への沈着や骨表面への集積があるなどから、内部被ば
くをした場合の影響が大きいことが知
られています。このような背景から、原子力利用や核兵器に反対する際の象徴的物質
名称ともなっています。
 この様ななか、2017年6月に茨城県にある日本原子力研究開発機構大洗研究開
発センターで、作業員のプルトニウムの
内部被ばくを伴う被ばく事故が発生し、注目を集めています。
 本研究会では、プルトニウムの安全管理と被ばく影響評価の講演を二人の専門家か
ら紹介していただきます。それをもとに、
外国での疫学研究、放射線防護の現状、安全管理、問題点、今後の測定器開発の方向
などについて討論する予定です。

           記

1.日時、場所
  日  時 : 2017年10月21日(土)13:30~17:00
  場  所 : 株式会社千代田テクノル 本社ビル2階会議室
             東京都文京区湯島1-7-12 千代田お茶の水ビル
2.プログラム
    司 会: 立崎 英夫 NPO 放射線安全フォーラム監事
  講 演: (1)プルトニウムの安全管理と放射線防護
               高崎 浩司 
          国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構原子力科学研究所 放射線管理部

       (2)プルトニウム線量評価
               栗原 治
          量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所 計測・線量評価部 部長

   コメント: プルトニウムの生体影響
               山田 裕
          量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所 放射線影響研究部
  総合討論

     ※ 本研究会会場内での、写真撮影並びに録音等については一切禁止いたします。
          なお、行った場合は、退場して頂きます。

3.参 加 費:(放射線安全フォーラム会員は無料)
      一般:3,000円、 学生: 500円(受付時に学生証をご提示ください)

4.参加申込み:ホームページよりお申込み下さい。 http://www.rsf.or.jp
<http://www.rsf.or.jp>
     事前登録制です。会場の大きさに限りがあるために、参加申込みされてい
ない場合、会場に入室できない可能性もございます。
     参加される方は必ず受付フォームより参加申込みをお願いいたします。

   なお、受付期間終了後の参加お問い合わせは、事務局までお願いします。

5.申込期日:平成29年10月13日(金)17:00

6.問 合 せ:電話:03-3818-0456(杉野、柴田) mail@rsf.or.jp FAX:
03-5840-6038
  [懇親会]  プログラム終了後、17時30分から2時間程度を予定しております。
       併せてご参加いただければ幸いです。懇親会参加費は別途3,000円です。
   以上