HOME インフォメーション 詳細 【8/10-11開催】第2回 福島原発事故による周辺生物への影響に関する勉強会 2015年07月14日 第2回 福島原発事故による周辺生物への影響に関する勉強会 福島原発事故に伴う、環境、生態系、人体影響がどのようなものかについて結論付けるには時期尚早です。 であれば、今何がわかっているか、何に注目すべきかについて十分に議論して解析項目として考慮し、 今後の影響研究で見落とさないことが重要です。 来る8月10・11日、京大原子炉において原子炉実験所専門研究会と合同標記第2回勉強会を開催します。 一人でも多くの影響学会員の参加をお待ちしております。 なお、参加費は無料ですが事前登録をよろしくお願いします。 2015年8月10日(月)、11日(火) 京都大学原子炉実験所 事務棟会議室 (参加申し込み:京大原子炉・今中 imanaka@rri.kyoto-u.ac.jp) プログラム <報告20分、質疑5分> * 8月10日(月) 13:30~14:45 座長 福本学 1. 福本 学(東北大学加齢医学研究所) 福島原発事故被災動物の線量評価事業の立ち上げと経過 2. 田中 公夫(環境科学技術研究所) 低線量率ガンマ線長期照射マウスの寿命、染色体異常などの変化 3. 中島 裕夫(大阪大学医学部) セシウム137の慢性的経口摂取で多世代にわたり低線量・低線量率内部被ばくを続けた子孫マウスでの生理的、遺伝的影響 <休憩 14:45-15:00> 15:00~16:15 座長 小澤祥司 4. 秋元 信一(北海道大学農学部) 福島県高線量地域におけるアブラムシ類の形態異常の年間、地域間変動 5. 平良 渉(琉球大学大学院理工学研究科) 汚染地域のヤマトシジミの調査とゲノム解析 6. 阪内 香(琉球大学大学院理工学研究科) ヤマトシジミの被曝実験 <休憩 16:15-16:30> 16:30~18:10 座長 秋元信一 7. 岩佐 光啓(帯広畜産大学) 福島第一原発14km地点の放牧地と周辺環境における放射性物質の動態: セシウムの昆虫・無脊椎動物への蓄積および食性との関係 8. 藤原 慶子(京都大学原子炉実験所) 土壌中放射性セシウムのシマミミズへの移行・体内分布・滞留 9. 岩見 恭子(山階鳥類研究所) 福島第一原子力発電所事故によるツバメの巣の放射性セシウム汚染状況 10. 村瀬 香(名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科) 階層ベイスと統計モデリングを通じて、原発事故が野生動物とヒトに与えた影響を考える (懇親会18:45~ ) * 8月11日(火) 9:30~11:10 座長 鈴木 譲 11. 羽山 伸一(日本獣医生命科学大学) 福島市に生息するニホンザルの筋肉中放射性セシウム濃度の推移と放射性物質が与え る影響について 12. 山城 秀昭(新潟大学農学部) 被災雄牛における継世代影響評価の試み 13. 漆原 佑介(放射線医学総合研究所) 被災ウシの血漿生化学検査による被ばく影響評価 14. 鈴木 正敏(東北大学加齢医学研究所) 肉用牛の血液、及び筋肉における放射性セシウムの生物学的半減期 <休憩 11:10-11:25> 11:25~12:40 座長 石田 健 15. 鈴木 譲(元東京大学農学部) 放射能汚染地域のため池に棲むコイの健康状態 16. 中嶋 正道(東北大学大学院農学研究科) 放射線被曝がヤマメ血液性状に与える影響 17. 田口 将(東北大学大学院農学研究科) 長期放射線被曝によりヤマメ脾臓で発現応答する遺伝子の探索 <昼休み 12:40 - 13:50> 13:50~15:05 座長 福本学 18. 石田 健(東京大学農学部) 高線量地帯における鳥類の研究経過、困難な点と現時点の展望 19. 岡田 啓司(岩手大学農学部) 福島原発事故帰還困難区域における牛と放牧地の状況 20. 奥田 圭(福島大学環境放射能研究所) 野生中・大型哺乳類の体内における放射性セシウムの蓄積状況と推移 <休憩 15:05-15:20> 15:20~16:25 座長 今中哲二 21. 遠藤 暁(広島大学大学院工学研究院) 福島第1原発周辺汚染地域での地表ベータ線量のマッピング 22. 今中 哲二(京都大学原子炉実験所) チェルノブイリ原発事故がもたらした生物影響に関する研究の紹介 23. 荻野 晃也(電磁波環境研究所)<報告10分、質疑5分> 原発事故による環境異変と電磁波被曝の環境影響 16:25~17:00 総合討論 座長 福本、今中 世話人 福本 学 東北大学加齢医学研究所 今中哲二 京都大学原子炉実験所