日本放射線影響学会 / THE JAPANESE RADIATION RESEARCH SOCIETY

【9/20開催】放射線障害防止中央協議会 平成30年度放射線安全管理研修会のご案内

  • 2018年07月02日

平成30年6月
各 位

放射線障害防止中央協議会
会 長 山下 孝

平成30年度放射線安全管理研修会のご案内

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

東日本大震災から間もなく7年半になろうとしていますが、被災された方々の心労はまだ癒されたと言えない状況かとご推察いたします。あらためて心からお見舞い申し上げるとともに、震災後の復旧、復興に今なおご尽力されておられる皆様には、更に健康・安全に留意されてご活躍されますようお祈りいたします。

さて、当協議会は、放射性同位元素等を取扱う皆様の認識を高め、安全管理を徹底し、放射線障害の発生を未然に防止するよう適切な対策の検討・推進をしていくことを目的に、関係機関が集まり、相互協力のもと自主的に活動する機関として昭和49年に設立され、研修会等の諸活動を実施しております。

本研修会はその活動の一環として、公益財団法人原子力安全技術センターとの共催並びに公益社団法人日本アイソトープ協会及び医療放射線防護連絡協議会の協賛により開催するものです。

今回の研修会では、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律に基づく立入検査の実施状況や最近の事故・トラブル事例及び規制の現状について原子力規制庁担当官から「放射線障害防止法関係の最近の動向」と題しての講演となっております。

また、引続き午前中の講演として、今年3月大阪で好評であった「放射線安全の理念と防護の体系」と題しての講演を予定しております。

午後からは、「放射性核種(α線放出核種を含む)の医学利用と合理的な安全管理」と題しての講演を、また、「PIXEでなにがわかるか?-高エネルギー利用の可能性を求めて-」と題しての講演を予定しております。

特別講演として、演者が今まで放射線に係ってきたなかで、その折々で受けた質問や相談に対して、どう応えたか、どう応えるべきであったかを会場の方々と一緒に考えたいとの意向を込めて、「放射線を話しましょう -易しい話から 優しい話へ-」 と題しての講演を予定しております。

本研修会は第一線で活躍する様々な分野における専門家を講師に迎え、時宜を得た講演を受講することができる貴重な機会であり、放射性同位元素や放射線発生装置等取扱事業所の安全管理に携わる皆様、並びに、放射線にご関心をお持ちの皆様にとって非常に有益な情報を得ることのできる内容になっております。

関係各位には、本研修会に奮ってご参加頂けますよう、ご案内申し上げます。

敬具


平成30年度 放射線安全管理研修会 開催要領

◆主催:放射線障害防止中央協議会
共催:(公財)原子力安全技術センター
協賛:(公社)日本アイソトープ協会、医療放射線防護連絡協議会

◆開催日時・場所
期日 平成30年9月20日(木)10:00 ~ 16:30
会場 文京シビックホール(小ホール)(別図 1)

◆プログラム内容
開会の挨拶

放射線障害防止中央協議会 会長 山下 孝 10:00 ~ 10:05

1.放射線障害防止法関係の最近の動向 10:05 ~ 10:55
講師 原子力規制庁 放射線防護グループ
放射線規制部門 担当官

2. 放射線安全の理念と防護の体系 10:55 ~ 11:45
講師 飯本 武志 先生   
東京大学 環境安全本部 教授  

昼休み (60分)    11:45 ~ 12:45    

3.放射性核種(α線放出核種を含む)の医学利用と合理的な安全管理 12:45 ~ 14:00
講師 細野 眞 先生  
近畿大学医学部放射線医学教室
近畿大学高度先端総合医療センター 兼
原子力研究所 教授

(休憩 15分)

4. PIXEでなにがわかるか?-高エネルギー利用の可能性を求めて-  14:15 ~ 15:15
講師 世良 耕一郎 先生
岩手医科大学医歯薬総合研究所
高エネルギー医学研究部門 教授
サイクロトロンセンターセンター長

 (休憩 15分)

5.特別講演
放射線を話しましょう -易しい話から 優しい話へ-  15:30 ~ 16:30
講師 中村 佳代子 先生
(前)原子力規制委員会 原子力規制委員

(注)都合により講師、演題等に変更が生じる場合がありますので、あらかじめご了承願います。