日本放射線影響学会 / THE JAPANESE RADIATION RESEARCH SOCIETY

【12/6開催】平成30年東京RBC第2回セミナー(平成29年度第12回および第13回先導研コロキウム)

  • 2018年11月14日

東京RBC(Radiation Biology Conference)では東京工業大学に東北医科薬科大学・柳原晃弘先生(DNA損傷応答)
、東京大学・北條宏徳先生(骨の発生)をお招きしてセミナーを行っていただきます。
(なお本セミナーは平成30年度第12回および第13回先導研コロキウムとして開催されます。)
参加ご希望の方は無料ですのでご自由にお越しください。
なおセミナーの後は懇親会を予定しております。懇親会参加ご希望の方は準備の都合上11/30(金)までに東工大
・島田(mshimada@lane.iir.titech.ac.jp)までご連絡ください。開催場所など不明な点がございましたら遠慮
なくご連絡ください。

平成30年東京RBC第2回セミナー
(平成29年度第12回および第13回先導研コロキウム)
日時 2018年12月6日(木)16:00-18:30
場所 東京工業大学 北2号館6階会議室

講師 柳原 晃弘・東北医科薬科大学 医学部 医学科 放射線基礎医学教室
題目 放射線DNA損傷応答の興味深い性質
概要 放射線損傷応答因子の一つであるNBS1は、放射線の照射に素早く応答してDNA損傷に集まってくる。面白
いことに、NBS1のこのような応答性は、放射線とは異なる種類の損傷を作る紫外線によっても観察される。これ
までの研究で、放射線と紫外線の応答性についていくつかの類似点に加え相違点も明らかになってきた。また最
近の研究で、似たような現象が他の放射線損傷応答因子でも見られることもわかってきたので、これらをまとめ
て紹介する。

講師 北條宏徳・東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター
題目 次世代シークエンサーを用いた骨形成における転写制御機構の解析と放射線生物研究への応用
概要 個体発生において重要な役割を果たすマスター転写因子群は、エンハンサー領域と呼ばれるゲノム上の特
定の転写制御領域に作用することで、標的遺伝子の発現を制御し生物学的機能を発揮する。我々は、次世代シー
ケンサーを用いたクロマチン免疫沈降―シークエンス法を駆使して、骨形成マスター転写因子群のエンハンサー
作用をゲノムスケールで解析している。本セミナーではその研究成果をご報告するとともに放射線生物研究への
応用について議論する。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
参加申し込み
東工大・島田(mshimada@lane.iir.titech.ac.jp)