日本放射線影響学会 / THE JAPANESE RADIATION RESEARCH SOCIETY

【1/26開催】放射線安全フォーラム第58回放射線防護研究会

  • 2018年12月20日

         放射線安全フォーラム
        第58回放射線防護研究会
「東京電力福島第一原子力発電所事故に関連して策定された放射線防護基準に
 ついて」

開催趣旨
 去る、2018年11月30日に開催された第16回放射線安全検討会におきまし
ては、二ツ川章二放射線審議会会長代理から、放射線審議会の動向についてお話を戴き
ながら、議論を致しました。第58回の放射線防護研究会では、放射線安全検討会で
議論された事柄の中から、参加者の関心が特に高かった「東京電力福島第一原子力
発電所事故に関連して策定された放射線防護基準のフォローアップ」を取り上げ、
討論会形式で更に問題点を掘り下げ、問題解決の方策を探りたいと思います。
放射線審議会は、以下のような審議の基本的な考え方を示しました。

(1) 数値基準を策定する場合、その基となる仮定・シナリオや当該仮定・シナリオが
見込む尤度の考え方の妥当性を確認する。その結果、基準の意図とは離れたところで
運用される「基準の独り歩き」によって社会的な誤解や混乱が懸念されるような場合
には、数値基準の取扱いに当たって留意すべき事項を答申に付記するなどの対応をと
る。
(2) 一般公衆の個人線量に課する数値基準を設けようとする場合、線量限度と参考レ
ベルの意味の違いを踏まえたものになっているかを確認する。特に、当該数値基準が
罰則等を伴う規制的手法によって運用される場合には、他の手法による担保ができな
いかどうかを確認する。
(3) 事故後の状況の変化やデータの蓄積があった場合に、当初の目的に照らしてその
妥当性を補正するというプロセスがあらかじめ制度等に盛り込まれているかどうかを
確認する。

 すでに施行されている数値基準に関して、放射線審議会が如何に取り組むべきかな
ど、具体的で建設的な提言を取りまとめるところまで議論を深めることができればと
願っております。

                 記

1.日時、場所
  日  時 : 2019年1月26日(土) 15:00~17:00
  場  所 : 株式会社千代田テクノル 本社ビル2階会議室
        東京都文京区湯島1-7-12 千代田お茶の水ビル
2.プログラム
  司 会 : 桝本和義 (NPO放射線安全フォーラム理事)
  討 論 : 「東京電力福島第一原子力発電所事故に関連して策定された放射線
        防護基準」について

 ※ 本研究会会場内での、写真撮影並びに録音等については一切禁止いたします。
    なお、行った場合は、退場して頂きます。

3.参 加 費:(放射線安全フォーラム会員は無料)
  一般:3,000円、 学生: 500円(受付時に学生証をご提示ください)

4.参加申込み:ホームページよりお申込み下さい。 https://www.rsf.or.jp
    事前登録制です。会場の大きさに限りがあるために先着順60名とさせてい
   ただきます。
    参加される方は必ず受付フォームより参加申込みをお願いいたします。
  上記サイトより申し込みされていない場合、会場に入室できない可能性もござい
  ます。
  参加申し込みのない方は、当日会場に入室できない場合もございます。
   なお、定員達し後、または、受付期間終了後の参加お問い合わせは、事務局ま
  でお願いします。

5.申込期日:2019年1月18日(金)17:00

6. 問 合 せ: mail@rsf.or.jp
 [懇親会]  プログラム終了後、18時00分から2時間程度を予定しております。
      併せてご参加いただければ幸いです。懇親会参加費は別途3,000円
      です。                          以上