HOME インフォメーション 詳細 【12/4-5開催】量子科学技術研究開発機構主催 第3回QST国際シンポジウム『量子生命科学』 2019年10月03日 量子科学技術研究開発機構主催 第3回QST国際シンポジウム「量子生命科学」 開催趣旨 量子生命科学とは、量子論・量子力学を基盤とした視点から生命全般の根本原理を明らかにすると同時に、医療 ・工業・情報・宇宙・環境・農業・エネルギー等の分野において革新的応用を目指す新しい学術領域である。本 国際シンポジウムでは、量子生命科学が量子技術の重要なターゲット分野として、新たな価値の創出に取り組み、 知見と基盤技術を集約してイノベーションを創出するという大きな役割を担うことの共通理解を深めることを 目的とする。現在、最新の量子技術を生命科学の分野に利用することで、従来不可能であった精度や感度での量 子レベルの生命現象の計測・モデリング等を実現することや、生きたままの細胞・器官・個体における多様な生 命現象の観測を期待できる状況となっている。つまり、個々の分子機能や分子間相互作用から細胞・器官・個体 といった階層の生体システムに至る生命の全体像を、総体的・動的に理解することが可能になろうとしており、 この「構造から機能へ」の生命科学のパラダイムシフトの実現は、今後の量子生命科学の慎重な研究推進と大き な飛躍のために大変意義深い。したがって、本国際シンポジウムでは、上記のような現状を国内外の研究者で共 有し、これまでの分子生物学では解明が困難であった事象の洗い出しと、量子技術により何をどこまで明らかに できるのかを議論する場を提供する事を目的とする。 これまで、量子技術による革新についての議論は、ものづくり、通信、IoT等の理工系分野が中心であった。 生命科学分野への応用は、研究者の専門性の違い等から、欧米でも開始が遅れている状況にある。したがって、 量子技術の生命科学研究への積極的な応用は、日本が世界に先駆けて主導権を握り、今後大きな成長が期待でき る有望な方向性といえる。このような現状を踏まえ、第1回QST国際シンポジウムに続き、再度「量子生命科 学」をテーマとして掲げる本国際シンポジウムを開催することは、オールジャパンでの量子生命科学分野への取 り組みを世界に示すとともに、量子生命科学の推進をさらに加速するためにも大変重要である。 記 1.日時、場所 日 時 : 2019年12月4日(水)~5日(木) 場 所 : 奈良春日野国際フォーラム“甍” 〒630-8212 奈良市春日野町101 http://www.i-ra-ka.jp/ 2.プログラム Day 1: 12/4 (Wed) Opening: 09:00 - 09:10 Opening Remarks (QST President Toshio Hirano) 09:10 - 09:20 Greetings 1 (TBD) Session 1: Quantum Phenomena of Biological System Chair: Kiminori Maeda (Saitama Univ., Japan) 09:20 – 10:05 Peter Hore (Univ. Oxford, USA) 10:05 – 10:35 Toshiyuki Okano (Waseda Univ., Japan) 10:35 – 11:05 Robert J Usselman (Florida Inst. Technol., USA) 11:05 – 11:20 Break 11:20 – 11:50 Martin Plenio (Ulm Univ., Germany) 11:50 – 12:20 Jose Onuchic (Rice Univ., USA) Lunch and Poster viewing: 12:20 – 14:00 Session 2: Structural Analysis Chair: Brant Gibson (RMIT Univ., Australia) 14:00 – 14:30 Taro Tamada (QST, Japan) 14:30 – 15:00 Masato Kato (UTSW, USA) Poster session (and Break): 15:10 – 15:40 Odd number 15:40 – 16:10 Even number Session 3: Quantum Cognitive Informatics Chair: Makiko Yamada (QST, Japan) 16:20 – 16:50 Jerome R. Busemeyer (Indiana Univ., USA) 16:50 – 17:20 Peter Bruza (Queensland Univ. Technol., Australia) 17:20 – 17:40 Break Japanese Culture Presentation: Noh “能” : 17:40 - 18:30 Congress Dinner: 18:30 – 20:20 Day 2: 12/5 (Thu) Keynote Lecture: Chair: Johnjoe McFadden (Univ. Surrey, UK) 09:20 – 10:20 Luke Lee (UC Berkeley, USA) 10:20 – 10:35 Break Chair: Yoichi Takakusagi (QST, Japan) 10:35 – 11:35 Murali Krishna Cherukuli (NIH, USA) 11:35 – 11:50 Break Session 4: Quantum Imaging Chair: Ichio Aoki (QST, Japan) 11:50 – 12:20 Hiroki Ueda (Univ. Tokyo, Japan) 12:20 – 12:50 Tetsuya Ishikawa (RIKEN, Japan) Lunch: 12:50 – 14:00 Session 5: Quantum Nano Sensor Chair: Luke Lee (UC Berkeley, USA) 14:00 – 14:30 Clarice Aiello (Stanford Univ., USA) 14:30 – 15:00 Ryuji Igarashi (QST, Japan) 15:00 – 15:30 Brant Gibson (RMIT Univ., Australia) Closing Remarks: 15:30 – 15:50 3.参加費:無料 4.ホームページ:https://www.qst.go.jp/site/qst-english/32058.html 5.参加申込み:下記URLよりお申込み下さい。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfv7x-X6QTLlpiWRXkrxvFBdVaTHAT82sO-Hhmi8PinH6BzKA/viewform ※事前登録制です。 参加される方は必ず受付フォームより参加申込みをお願いいたします。 6.ポスター発表申込み:上記URL内よりお申込み下さい。 申込期日:2019年10月31日(木) 7.事務局: 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 量子生命科学領域研究企画グループ 住所:〒263-8555 千葉県千葉市稲毛区穴川4-9-1 電話:043-206-6293 メール:qstsympo2019@qst.go.jp 8.懇親会: 1日目のプログラム終了後、18時30分より予定しております。 併せてご参加いただければ幸いです。 懇親会参加費は5,000円を予定しております。 以上